軒下って、長閑な雰囲気がいいですね。夏の暑い日に、影のさす涼しい軒下で、冷茶を飲んだりスイカを食べたり。猫と一緒になって日向ぼっこをしたり、家族で団欒したりと使い方はいろいろ。軒の出があることにより、真夏の直射日光を遮ることができたり、雨が降っても窓を開けておくことができたり、さらには、壁の汚れを防ぐことも可能とメリットも多いです。しかし軒と言っても、その形は様々。今回の記事では、素敵な軒下の開放感を楽しむ家、5軒を見ていきましょう!
アメリカの建築家、Uptic Studiosが設計を手掛けたこちらのお住まいは、木目調をふんだんに使ったラスティックなスタイル。コテージを思わせるその外見が、雄大な大自然の風景に溶け込んでいます。軒というと、家の裏側の庭に面して出ているイメージですが、こちらの軒はファサードの側に設けられています。軒の出が長く、その下のウッドデッキには、テーブルと椅子が並べられています。休日には、ここでブランチを楽しまれるのでしょうか?木目調の外観にあった優しい色のランプもスタイリッシュで、夜でもウッドデッキに座れる仕組みになっています。
【軒については、こちらの記事でも紹介しています】
こちらの住まいが建てられたのは、北と西に山々を望むことができる長閑な場所。地域に馴染むよう大屋根がかけられ、開放的な軒下が設けられました。軒を深くすると、上述のようなメリットがあるのですが、一方で室内が暗くなってしまうことも。こちらの家の大屋根には開口やトップライトが開彼、十分な採光が行われ、そういった問題を解決しています。こんな開放的なリビングで、ゆったりと過ごす家族の時間、素敵ですね。
モダンでエレガントな造りが印象的なこちらのお住まいは、栃木県を中心に活動する長谷川拓也建築デザインが設計を手掛けました。ミッドセンチュリーの家具に囲まれ、穏やかに暮らすためのお家です。木の素材のナチュラルな雰囲気と、それを引き締める開口の黒い枠のコントラストが美しく、ウッドデッキに置かれた家具もお洒落ですね!軒にはトップライトが開かれ、自然光を取り入れることに成功しています。焼杉を用いた外壁は、落ち着いた独特の表情がユニークです。
軒下やデッキを設けることで、外と内とのとのつながりが、さらにスムーズになります。四国の山間部に建てられたこちらのお住まいは、開口を開くと内と外が一体化し、開放的な生活空間に。家にいながらにして、まさに「空と光」を楽しむことができます。夜には、星が落ちてきそうなほどの夜空を楽しむことができるそう。オープンプランの間取りも、開放感を演出するのに一役買っています。
写真:森下新宮建築設計事務所
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