システムベッドは、いわゆるロフトベッドやベッドに複数の機能を持たせた家具のこと。コンパクトな家やこぢんまりとした一人暮らしの部屋の強い味方になってくれます。いろんな会社から様々なデザインのシステムベッドが販売されていますが、既存の使い方だけでなく、意外なデザインや利用法について知っておくと、カスタマイズのバリエーションも広がります。今回は、いろんなシステムベッドを集めてみました。
ベッドについては、こちらの記事でも紹介しています。
システムベッドと一口に言っても、調べてみるといろんなデザインのものがあり、カスタマイズの仕方によっては驚くほど用途が広がります。こちらのベッドは割と幅広で、長辺に沿う形で階段が設置されています。ベッドが広いため、ロフト下にデスクを置く場合にも、短辺を利用しすることで、手前の空間に収納棚を設置することが可能に。デスク周りが暗くなりがちですが、階段の一部を吹き抜けにすることで窓からの光も取り込めています。家具でのゾーニングが絶妙で、一部屋ながらもポジションで勉強モード、リラックスモードが切り替えられそうですね。
収納場所の確保が問題になりがちなコンパクトワンルームでは、ロフトベッドの導入でベッド下をクローゼットにすることができます。同様のアイデアは、子ども部屋にも取り入れられそうです。こちらのお宅では子供用のロフトベッド下にバーを取り付けることで、ウォークインクローゼットのように使うことができます。おもちゃや個人の持ち物もこの下に収めるようにしつけると、お片付けの習慣がつきそうでいいですね。
システムベッドで気を付けたいことは、下の空間の利用方法。コンパクトな子ども部屋では特に下を学習スペースとして利用することが多いですが、そうすると、家具と窓、照明との位置関係によってはデスク周りが暗くなってしまうことも。こちらは、家具&アクセサリーを扱うマドリッドの会社のもの。ベッド下の家具が白で統一されているため、他の色遣いよりは明るさを保ってくれそうですね。デスクはキャスター付きなので、空間がゆるすのであれば向きを変えることも可能。カスタマイズの可能性が広がります。
子どもが複数いるお宅でよく取り入れられるのが二段ベッド。寝具一つ分のスペースで複数人が眠れるのは、省スペース対策としてもとても助かりますね。ただ、ベッドや天井の高さによっては、寝ているときに上の寝台が近くて圧迫感を感じてしまうこともあるかもしれません。そういったことを避けたい場合には、上下段のポジションをずらしたデザインの物を取り入れるとゆったり眠れるかも?!こちらのようなデザインですと、頭の上に空間が広々と取れていて、深いリラックスが期待できそうです。ずらした空間は、デスクや収納に活躍してくれそうですよ。
システムベッドは、その素材によっては耐久性があまりなく、長く使えなかったりすることもあるとか。子どもが巣立つまでしっかり使えたら、と思うのであれば、お部屋にロフトを作りつけてしまうのも一つの手かもしれません。ベッドの足の部分や梯子などが劣化しやすいポイントですが、家に作りつけると、丈夫な階段や寝台を壁と固定することができるため、長く使えること間違いなし。お部屋のレイアウトもすっきりとまとまるため、スタイリッシュでミニマルな子ども部屋が実現できそうです。
こちらのシステムベッドは、オーダーメイドのもの。大人の男性の使うものとして作られたそうです。寝台面は畳敷き、階段は上りやすいつくりで、ベッドとは独立しているため、使いやすいところに移動が可能。ベッド下にはL字型に本棚が作りつけられており、小ぢんまりとした読書スペースとしても使えそうですね。空いた空間にはスーツなどの衣類を掛けられるようにパイプハンガーラックが設置されていて、このスペースを余すところなく利用できる設計です。