homify 360°: 自然を感じられる家「内と外が繋がる家」

Kiohde Hayai Kiohde Hayai
内と外が繋がる家, 瀧田建築設計事務所 瀧田建築設計事務所 Comedores de estilo ecléctico
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住宅地と言うと自然や緑を感じにくいだろう。庭に大きなスペースを設けることができない。そして隣家は迫り、家の周りに人工物ばかりが目立つ。たとえ大都会ではなくても自然を感じられるような心地良い空間を作るのはとても難しい。だが住宅地に建つ家でも自然を感じられる家がある。それを建てたのは瀧田建築設計事務所。そこでは住宅地であることを忘れてしまうような空間が広がっている。

住宅分譲地に建つ家

今回瀧田建築設計事務所が建てたのは「内と外が繋がる家」。それは千葉県の郊外にある住宅分譲地に建てられている。家が建っているのは道路に挟まれた場所。分譲地に建っているように、周りには多くの家が建ち並んでいる。だが幸運なことに道路を挟んで隣接しているのは公園。そのため公園の緑を活かすようにして住宅地の中でも自然が感じられる家が考えられた。

自然や緑を意識した外観

家は木造2階建ての建物。箱型の形には3角形の屋根が載っている。そんな家は遠くから眺めるとシンプルなものに見えるだろう。建物に近付くと見えるのは濃い茶色が美しい杉板貼りの外壁。そして木製の玄関扉。家と道路の間にある空間には枕木が敷かれ、そこには芝生が植えられている。このような外観からは自然や緑を意識した家であることがわかるだろう。

多くの木材を使った暖かい建物内部の空間

建物内も外観と同様に自然を意識したものとなっている。特に印象的なのはリビングルームとダイニングルーム。一体となった空間には木で作られた柱、床、そして作り付けの棚やカウンターといった家具が見える。そのため空間全体に広がるのは明るい茶色の色彩、そして木が感じさせる自然素材の暖かさ。だがここだけに明るく暖かな空間が広がっているわけではない。バスルームや和室も同様に多くの木材が使用されており、家の中では自然に包まれるような感覚を感じられるだろう。

開放的な感覚を生み出すウッドデッキ

こうした雰囲気を一層強調するのはウッドデッキ。それはリビングルームの横に設けられており、窓を開ければ気軽に利用することができる。またリビングルームの床と同じ高さとなっており、木で作れた空間は境界を作ることなく屋内と屋外を繋ぐ。そのため室内空間が外であるように感じられ、また外の空間が家の一部のように感じられるだろう。このように圧倒的な開放感も感じることができるのだ。

内と外が繋がる家

本住宅に付けられた名前は「内と外が繋がる家」。その名前の通り家の内側と外側はウッドデッキで繋げられている。だが繋がっているのはそれだけではない。寝室にあるのは障子が取り付けられた窓。それを開けると公園に広がる木々が見える。美しい緑は借景として家の一部となり、心地よい空間を演出する。このように、たとえ住宅地であっても自然を感じるのは不可能ではない。内と外が繋がることで、自然が感じられる心地良い生活を送ることができるのだ。

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