古典的なヨーロッパの建築には壁を窪ませて造った穴があり、上部が半円形のアーチとなったその場所は宗教的な像や絵画を置くために使用されていました。現代ではもちろん宗教的な意味合いに囚われる必要はありません。ビルトインシェルフとして、お気に入りの装飾アイテムを飾る場所として、いろいろ使うことができるんです! 本日紹介するアイデア16個を読めば、あなたもきっと自宅の壁に穴を開けたくなるはず… (DIYはおすすめしません! )。
建物を支える構造壁には穴を開けない方がベター。構造に影響を与えない内壁で行いましょう。装飾を前提とした仕切り壁ならこんなにエレガントでスタイリッシュ。通路のアーチもポイント。
最も実用的な使い方は棚として使うこと。通常のシェルフのように出っ張っているのではなく凹んでいるので、身体をぶつけたり通行の邪魔になりません。
壁の窪みに照明を設置すると狭い範囲に強い光が広がるので、より濃い影が生まれます。これが壁の窪みに置いたアイテムの存在感を強調します。写真のように規則正しく複数並べればその効果はより高まります。
窓の下のこんなちょっとしたスペースも窪みをつけることで、インテリアの装飾性を高めることができます。グレーx黒の構造に白い小石を設置して、禅を意識したインテリアに。
植物が置かれた右手のスペース。この場合は完全に穴を開け開口部となっていますが、窪みであればまた違った印象となります。視線カットや仕切り機能を重視するなら壁の窪みがおすすめです。
わざわざ壁に穴を開けなくても、壁と柱の位置関係で壁が凹んで見えるような箇所がもともとあるという家も少なくないはずです。そこにぜひコンソールやローボード置き、鏡やお花などで飾り付けましょう!素敵なフォーカルポイントとなりますよ。
壁の上部だけにキャビネットを設置したなら下はどうする? ここもある意味壁の窪み。放置するよりもこんなふうに木材のベンチを設置してみてください。オープンシェルフとして、見せる収納と装飾を同時に叶えます。
リビングと階段を隔てるこちらのような仕切り壁はよりデザインの自由度が高いので、窪ませたり穴を開けたり、色を変えたり、暖炉やその他の機能をビルトインさせたり… 最初から装飾重視で考えてOK!
こちらは階段下をビルトインの本棚にしたアイデア!見た目もユニークでキュート。本をたくさん所有している方におすすめ。ゆっくり読書に浸れそうなホームライブラリです。
ウォークインクローゼットやドレスルームの壁面なら、収納としてはもちろん、形をつぶしたくない帽子やドレスシューズを飾っておくのにもぴったりです。
壁の窪みに何を置くかはあなた次第。観葉植物や生け花、家族の写真やアート、ハンドメイド小物、アクセサリー… あなたが美しいと感じるものを置き、同居人やゲストとその良さを分かちあってください!