3階建ての明るく快適な都市型住宅

K.Yokoyama K.Yokoyama
都市型3階建て ハコノオウチ10, 石川淳建築設計事務所 石川淳建築設計事務所 Livings de estilo minimalista
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今回ご紹介するのは、シンプルな3階建ての中にこだわりと暮らしやすさの工夫が詰まっている住まいです。大開口を設けたリビングや、開放感の味わえる屋上テラスもこの家の特徴の一つとなっていて、都内の住宅密集地に建つにもかかわらず、リラックスした暮らしが可能となった快適な住空間が実現しています。住宅街の敷地での家作りを考えている方や、3階建ての住まいに興味がある方には、何か参考となるアイデアが見つかるかもしれません。このプロジェクトは東京を拠点に活動している石川淳建築設計事務所によって手掛けられました。一体どんな様子になっているのでしょうか?さっそく詳しく見て行きましょう!

撮影:Nobutaka Sawazaki

3階建てのシンプルな外観

ロケーションは都内の住宅地。住まいの敷地は、自動車が通ることのできないほど幅の狭い道に面しています。さらに、周囲には他の住宅が隣接していて、家作りの際はプライバシーや採光など色々な条件を考慮しなければならなかったことをうかがわせます。そんな中、周りに馴染むように静かに佇んでいるこの住まいは、シンプルな箱型のフォルムに白い外壁を持つ3階建ての作り。窓や手すりに黒色が使われ、外観が少し引き締まってモダンな印象となった都市型住宅です。

住宅密集地での家作りのポイント

この住まいの構成は、1階に収納と予備室、2階に生活の中心となるLDKを配置。3階には寝室と子供室、さらに屋上にはテラスを設けています。住宅地の中で周辺に建物が密接している場合、日当たりやプライバシーの面を考えると一日の長い時間を過ごすLDKはこの家のように2階に置くのが安心かもしれません。また、狭小敷地の場合は3階建てなど、縦の空間を上手に利用して住宅プランを考えることも必要です。通りの騒音や外部からの視線、防犯など、様々な面を考慮して、住まいの構成や部屋の配置を建築家と相談しながら快適なプランを見つけることをおすすめします。

大開口のあるリビング

こちらは2階のLDKでリビングを中心とした様子です。南面には大きな開口部を設置し、日中は快適な自然光で過ごすことが出来ます。住宅地となると開放的な窓を設けることをためらってしまいますが、この家の場合は隣り合う家が密接して建っているものの、外壁が向いているためにプライバシーの心配などをすることなく大きな窓を設けることが出来たということです。ソファーでゆったりとくつろぎながら、屋外の様子や開放感を楽しめるリビングとなっています。

自然光が降り注ぐ吹き抜け

こちらは3階から2階を見下ろした様子です。リビングの窓側の天井の一部は3階まで吹き抜けとなっていて、リビングの大開口は3階まで及んだ2層の作りとなっていることが分かります。それにより、リビングは上部からも光が降り注ぎ屋外にいるかのような明るさが感じられます。また、吹き抜けを通じて2階と3階が気配をお互い感じ合うことが出来るようになり、住まいに一体感も生まれます。

開放的な屋上テラス

こちらはクライアントさんからのリクエストだったという屋上テラスの様子です。ウッドデッキが敷かれていて、見晴らし台のような気分で、周囲の眺めを楽しんだり開放感を味わったり出来ます。周囲が他の建物に囲まれた敷地で住まいに中庭などリラックスするスペースを持つことが難しい場合は、この様に屋上スペースを設けることを考えてみるのはいかがでしょうか?周囲の視線を気にすることなくのんびりと空を見上げながら、くつろいだ時間を楽しむことが出来るようになりますよ。

【3階建て住宅については、こちらの記事でも紹介しています】

※ 3階建て住宅の間取りのポイント

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