東京の造園会社が手がける自然本来の姿を尊重した特別な剪定

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雑木のお手入れ(自然樹形剪定), 庭や煌久 庭や煌久
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植栽のある風景はどんな人でも癒されるものがありますよね。そんな自然を感じられる緑、人と関われる環境にあるならばその成長を楽しめるような互いに気持ちのいいお付き合いがいるのかもしれません。庭や煌久が手がける庭木のお手入れは「自然樹形剪定」を取り入れています。それは植木本来の姿を尊重した剪定方法で、枝先をあまり触れずに、枝を透かすように切る剪定技術のことです。このような剪定を取り入れることで、木々の自然な成長を促し、将来を見据えた自然なフォルムを形成することを考えています。様々な形に切り揃えられるよりも、豊かな自然の作り出すフォルムを楽しめる心地の良いスペースを叶えたいものですよね。それでは各種木の剪定例を見ていきましょう。

雑木の自然樹形剪定 【Before】

住宅のエクステリアに植えられた剪定前の雑木。たっぷりと茂る緑の葉は住人のプライバシーを確保するには十分ですが、プライバシーを確保しながらも見るものにとって建物とのバランスや外観、景観もエクステリアデザインには欠かせません。

雑木の自然樹形剪定 【After】

多くの葉に包まれていた幹、ぼやけていた木々のそれぞれのフォルムが明確になりました。四方八方へ伸びる枝々の勢いをそのままに、先端へ栄養がスムーズに流れていくような無駄のないスッキリとした印象です。下部の葉へもしっかりと太陽の日差しが当たるように葉一枚一枚が生き生きとして感じられます。

アカシデの剪定 【Before】 

アカシデは落葉の高木。一般的には庭木の雑木林として自然豊かな景観を作る自然樹形に観賞価値の置かれる木でもあります。しっかりとした幹は以前のままに、爽快なほど緩やかに枝分かれしながら成長する姿を愉しむことが出来ます。

アカシデの剪定 【After】 

本来の姿でも十分に生き生きとした姿を愉しむことが出来ますが、周囲を賑わう他の植栽とのバランスを考慮し、日陰を心地のいいものへとコントロールしています。アカシデの木を見上げれば格子戸から見るように緩やかで気持ちのいい青空を愉しむことが出来ます。木本来の特徴だけでなく周囲の木々とのバランスも欠かせません。

モミジの剪定 【Before】 

樹木の中でもわりとデリケートなのがモミジの木。剪定の時期などを間違えてしまうと、枝の一部が枯れてしまうこともあるようです。建物に添うように植えられた木々は背丈が異なり窮屈そうにしていますよね。下部にもたっぷりの葉が付き、風通しがよくなさそうですよね。

モミジの剪定 【After】 

剪定後はリズムよくそれぞれの木々がバランスよく感じられます。剪定され顕わになった幹には太陽の日差しが当たり、風通りもよさそうですよね。程よい余白が空くことで、鬱蒼とした印象は消え、葉の間から落ちる木漏れ日を愉しむことが出来ます。

コナラの剪定 【Before】 

よくシンボルツリーとしても用いられることの多いコナラの木。秋には鮮やかな赤や黄色に染まり観賞用としても活躍します。こちらもやはりしっかりと付いた葉によってどこかもっさりとした重い印象を与えています。見上げた視点から見ると太陽、空、植栽、それらのバランスが偏っているようにも思えますよね。

コナラの剪定 【After】 

比較的剪定が難しいとされるコナラの木、透かしによる剪定で、重い印象から風通しのいい軽い印象へ。幹のシルエットがどことなく生き生きして見えるでしょう。見上げると、澄み切った青い空に太陽の日差し、鮮やかな黄緑を魅せるコナラの木が気持ちよさそうです。

アオダモの剪定 【Before】 

細身の幹がいくつか束になり、上部にしっかりと葉のついたフォルムが魅力的なアオダモの木。背が高くしっかり葉が付いていながらも、軽快な印象が特徴的でもあります。そんな魅力を引き立てるにも剪定はかかせません。

アオダモの剪定 【After】 

込み合っていたような葉や小さな枝が整えられ、スッキリとした印象に。全体的に均等な葉の色味も保たれ、心地のいい景観を作っています。バランスよく整えられた葉によって、夏場には程よい日差しを感じられる心地のいい日陰を作ってくれます。

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