敷地幅6.5mでもモダン&快適な家!

Emi M Emi M
Fantástico Proyecto - Casa Desnuda, Taller Estilo Arquitectura Taller Estilo Arquitectura Jardines de estilo ecléctico
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今回紹介するメキシコの住宅は、幅6.5m奥行き27.5mという敷地に建てられました。細長過ぎる”うなぎの寝床”状態のこの敷地、とても使いにくそうですが… 。どうすればモダンかつ快適な住宅となるのでしょうか?

担当したのはメキシコ・メリダの建築事務所Taller Estilo Arquitecturaです。建築家は、一般的な入手しやすい建材を使用しつつ、現代性と伝統性を融合し、年中暑いメキシコの気候にも適応する快適な住宅を造り上げました。クールでおしゃれなインダストリアルスタイルのインテリアにも注目ですよ!

​庭側外観

庭側外観です。一目見ただけで記憶に残るようなとても印象的なデザインです!敷地幅は6.5mでも奥行きは27.5mという”うなぎの寝床”状の敷地形状をうまく生かしています。年中暑いメキシコ・メリダでは必須のスイミングプールも同様に細長い長方形で、住宅形状をリフレインさせます。プールは娯楽にはもちろん、部屋に入る風を冷却させる効果もあります。

室内は手前が吹抜けとなっており、開閉可能な二階分の高さのガラス窓を開ければ迫力の大空間が現われます。これも幅が狭いからこそできることですね!両サイドの塀にはところどころ照明を仕込んで、ショールームのような華やかで洗練された雰囲気に。

中庭

メインファサードは西に向いているので、室内の温度上昇を少しでも減少させるためにフィルタを構築する必要がありました。そのフィルタ機能を果たしているのがこちらの中庭です。砂を敷いたりつる性の植物を植え天然の緑のカーテンに、風が吹き受けるスペースを取ることで室内の温度上昇を抑えています。北側の狭いスペースにも植物を植えて天然の空気冷却器として活用。エコな知恵ですね。

インダストリアルスタイル

室内を見ていきましょう。光沢のあるよく磨かれたコンクリート、外部と連続性のあるブロックというようにグレーをメインカラーに据えたインテリアです。そこに木材が温かみと明るさを、黒い金属がマスキュリンな強さと魅力を加えています。

キッチンは中庭の入り口から浴室を横切った先のオープンスペースにあります。室内の幅は5.5m、狭さを感じさせないようにキッチンはL字型に設計されました。キャビネットの鏡がバーのような大人っぽいムードを演出。モダンかつカジュアルなダイニングは長手方向平行に配置して、入り口からの動線を遮りません。

中二階

こちらはロフト状の中二階です。吹抜けに面して、外部まで気持ち良く視線が伸びるとても開放的な空間!友人とお喋りしたり、1人で読書をするのにもぴったり。

三階には寝室とバスルーム、小さなテラスがあります。壁や天井は滑らかに磨かれたむき出しのコンクリートです。しかしフローロングの床や、古いドアをリサイクルして作られたというベッドサイドテーブルなどの木材がコンクリートの冷たさを中和し、居心地の良いフレンドリーな雰囲気を部屋に加えました。そしてメキシコらしいカラフルなアートが部屋を一段とハッピーに!

寝室とバスルームの間に配置されたテラスは、お風呂上がりや暑い夜に涼むのにはもちろん、自然換気や通風性の確保にも役立ちます。装飾性の高い穴開きブロックの仕切りによってプライバシーも守られているので、ゆったり寛ぐことができますね。

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