スキップフロアでつくる日当たりのよい住まい

A.Imamura A.Imamura
クレバスハウス <空間のズレ>が生みだす快適な生活, 株式会社seki.design 株式会社seki.design Livings de estilo moderno
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スキップフロアのある家は、ダイナミックで楽しい住まいが多いです。実は、フロアの段差を活かした間取りにはメリットが沢山あります。「一般的な住まいの間取りとどう違うの・・・?」と思う方のために、今回はスキップフロアの主なメリットをご紹介していきます。

スキップフロアとは?

スキップフロアとは、フロアの高さをずらして中間階をつくった家のことを言います。1階と2階の間にあるスペースのことを、中2階。半分地下に埋まっているフロアを半地下と呼んだりもします。 段差や高さの設定は様々です。こちらは、小野里信建築アトリエが手がける住まい。大きく開いたリビングの窓からの採光をフロアの段差を活かしてダイニングにも取り入れています。壁等で仕切ることなくスペースを区切り、また明るいワンフロアオープンスペースとしても機能し、間取りもダイナミックでアクセントのあるものに仕上がっています。

広さを体感できるスキップフロアの家

暮らすうえで、気持ちよく感じることは大切です。スキップフロアは、通常のフロアより体感する空間が増えます。部屋を壁で遮らないので、開放的な室内空間になり、また採光にも有利です。そのため実際よりも広く明るく感じられます。毎日の生活に心地よさをもたらしてくれます。

クレジット:45g Photography

狭い敷地でもムダなくスペースを活用

家の平面的な部分だけでなく、タテに伸びる立体的な空間を利用してつくるステップは、狭い敷地や都市部で活躍します。狭い土地であってもスキップフロアをフルに使う事で、家の中を無駄無く全部使い切る事も可能です。階層で部屋を分けるので、廊下スペースが極小に。空間を有効に使うことで、部屋を広くすることができ、空間にもコストにもムダがありません。狭い土地での空間確保に困っているときは、スキップフロアを検討してみると解決の糸口が見つかるかもしれません。

Photo : Tetsu Hiraga

天井高と明るさを確保できる

同じ広さの部屋でも、高さによって空間が人に及ぼす影響はかなり違うのではないでしょうか。フロアに段差を設けることにより、天井の高い空間が生まれ、室内のバリエーションを生み出します。フロアレベルが違うだけで、変化に富んだ視界が楽しめ、開放感も満喫できます。

部屋を仕切らず、小スペースを確保

遊び心のある家、もしくは秘密基地のある家にしたい場合、スキップフロアはとても有効な方法です。また半階ずれていることにより守られるプライバシーは、住まいに完全な隔たりを作らず、心地よく家族を感じられる良い距離感を保ちます。趣味を楽しめる多目的スペースの確保としても役立ち、家族の仲も健康的に保たれますね。

傾斜を活かしたダイナミックな空間が実現

「傾斜地の有効活用法がわからない」「擁壁や基礎工事などで予想外な出費が発生することがある」などの危惧から、傾斜地の購入を控える傾向があります。そのため、傾斜地の土地価格は平地に比べると比較的低く設定されていることが多いのです。実は、フロアの段差を利用することで、傾斜の利点を最大限に活かした住まいを実現させることができます。上記のメリットに加え、個性的でダイナミックな間取りや外観が可能となり、あなただけの唯一の住まいデザインが可能になります。

クレジット:加斗タカオ

【スキップフロアについては、こちらの記事でも紹介しています】

※ スキップフロアの知っておきたいメリット・デメリットまとめ

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